●海ほたるPA
松戸にある戸定邸を取り止め、最初の目的地:道の駅「保田小学校」を目指すため川崎−木更津アクアラインを通るルートに変更し、海ほたるPAで休憩を取りました。私(レク部長)とI副会長はアクアラインを通るのは初めてで、小雨ながら海風が強かったのですが人口島から有志の皆様と海の眺めをとても楽しく堪能しました。
「災い転じて福となす」でしょうか、悪天候が予報されていたためか高速道路の流れはとても良く、渋滞は一切ありませんでした。
●道の駅「保田小学校」
道の駅なのに小学校?千葉県の鋸南町にあるこちらの道の駅は、廃校になった「保田小学校」をリノベーションしてつくられた、その名も「都市交流施設・道の駅 保田小学校」。1888(明治21)年に元名、江月、本郷、遣水の4校が統合して保田尋常小学校として開校。1967(昭和42)年には、吉浜、鋸東両小と統合し、児童数も636人に膨らんだのですが、2013年度は75人で、2014年2月22日に閉校式が行われ、126年の歴史に幕を下ろしました。2015年からは道の駅として生まれ変わり、人々の交流地点となっています。
懐かしの給食メニューを提供する「里山食堂」をはじめ、オリジナルのソフトクリームやパンを販売するカフェや、中華料理、イタリアン料理店、体育館を利用した特産品を販売するアイテム数地域No.1の直売所「里山市場きょなん楽市」や、教室の面影を残す元教室の宿泊施設「学びの宿」、元職員棟2階の温浴施設「里の小湯」などがありました。EV用駐車場もあるそうです。
2階の、イベントスペース「まちの縁側」校庭側の壁には、南房総のフォトサークル『ゆるフォト部』による写真展【こどもたちのピースバイブレーション】(6月23日(日)まで)の写真が並んでいました。
この天候で集合写真が撮れるのは屋根がある場所しかないので、ここで撮ろうと思い立ち、既にバスに戻った方々にお願いしたのですが、叶わず(事前にお知らせしておかないと駄目ですね)昼食会場で撮ることにしました。
●漁師料理かなや(昼食)
保田小学校から海沿いの国道127号線に出て北上、昼食後に訪れる金谷の美術館やドライブイン「ザ・フィッシュ」を通り過ぎ、昼食会場の漁師料理かなやを目指しました。今回乗車した
大和観光バスセレガハイデッカー53の高さと幅では、風雨のため車道側に傾いた道路脇の背高い雑草を避けたり、国道内の半円形の古いトンネルで左屋根をこすらないように走行するためには片側1車線のセンターラインを越えなければならず、対向車とのすれ違いには注意が必要でした。
「漁師料理かなや」は晴天ならば、内房沖の海を背景にした集合記念写真向きの絶好スポットだった場所です。風雨が強まったので内房と反対(駐車場)側のエントランスまで1、2号車別に寄せて乗降させてもらいました。ドライバーさん、添乗員さん、ありがとうございます。
昼食は団体専用メニューの千倉<ちくら>(5種舟盛<まぐろ・赤海老・旬魚3種>、天麩羅<海老・きす・野菜2種>、御飯、小鉢、天然かじめ汁)で参加者からも好評でした。
12時50分出発予定ですが、風雨も強いので屋根がある会場エントランスで1号車参加者12時40分、2号車参加者12時45分に集合するよう昼食中にお願いし写真撮影を強行しました。が、1、2号車共に1名が漏れ、2号車に1号車の方が1名混ざってしまいました。申し訳ありません。
集合写真から漏れてしまったお二方には昼食時の写真をお渡しいたします。
●ザ・フィッシュ
駐車場から見た外見は所謂ドライブインで、入り口右脇には地元野菜や果物の直売、中に入るとまずは、主に干物や乾物のお魚市場、奥へ進むとお土産物売り場、更に奥突き当りを左側に折れて進むとバームクーヘンやロールケーキのお店、海側にはオーシャンビューのレストランといった造りになっています。
1時間滞在しました。天候が良ければ隣接する回転寿司屋や、浜焼きの棟に足を延ばして軽く一息つけたのかもしれませんが、ちょっと時間を持て余した感じでした。最後まで残ったのはレストランで一休みしていた役員の方々でした。(^^;
●金谷美術館
サ・フィッシュからは直線距離で100m位と近いのですが、駐車場は大型バス用は2台分しかなく空いているか不安でしたが悪天候のお陰か、駐車出来ました。
通常入館料800円/大人なんですが、奇しくも当日は千葉県民の日で半額でした(^^♪!
その日は「久邇宮家伝来の書画〜皇室文化の彩り〜」展。
昭和天皇の皇后である香淳皇后のご生家、久邇宮家の書画が展示されていました。久邇宮家は明治時代前期に伏見宮邦家親王の第四王子・朝彦親王が創立した宮家で、二代邦彦王は陸軍大将に任官し、香淳皇后は邦彦王の第一王女にあたりるそうです。邦彦王や俔子王妃、香淳皇后など久邇宮家の方々は芸術に親しみ、書画を嗜まれたようです。また島津家に所縁のある芸術品も数多く伝わり、皇族の方々はもとより土佐派や四条派の絵師による優雅で温和な絵画などは皇室の趣味をよく表しており、久邇宮家伝来の書画を通して皇室の気品が味わえる、との事。
U副会長の書に対する好み感を拝聴し、談笑しながら30分間書画を見学しました。
生憎の天候でしたが、渋滞したのは帰路、首都高5号線を降りて新方須賀さいたま線の上落合交差点付近のみで、ルート変更にも起因しますが、予定より約2時間近く早く帰着することができました。
大和観光バスのドライバーさん添乗員さんのご尽力と、参加者のご協力により、事故、怪我、トラブルも一切なく、楽しいひとときを過ごさせていただきました。
この旅も大変お世話になりました。
皆様のご協力に厚く感謝申し上げます。